

参院選に向けた討論会に国民民主党長野県連として参加してきました。
松本大学の学生団体Votersが主催してくださいました。
(各大学にぜひこのような学生団体があればなと思います。)
国民民主党は参院選で下記4つの政策の柱を掲げています。
①給料・年金があがる経済を実現
②自分の国は自分で守る
③人づくりこそ、国づくり
④正直な政治をつらぬく
その中でも下記を是非知って頂きたいです。
◎動きはじめた政策をさらに前へ
・所得税の基礎控除の引き上げを物価上昇分に合わせ178万円に
・ガソリン暫定税率廃止(25.1円/L)
・選択的夫婦別姓制度による旧姓使用の法制化
→昨年の衆院選で議席が増えたことでいずれも政策が動き始めました。ガソリン暫定税率の廃止は自民公明国民の3党の幹事長で廃止が合意され、衆院可決までいきましたが、参院では与党により審議されず廃案となりました。選択的夫婦別姓は衆議院で実に28年ぶりに審議されました。もう少しで動きます。
参院選での与党過半数割れを実現できるかどうかが、今後の政策の動向を大きく左右します。
◎子育て世代支援/教育への投資
・給食費、教材費、修学旅行費など、高校までの教育費完全無償化
・障害児福祉や奨学金給付の所得制限撤廃
・年少扶養控除復活(16歳未満の扶養親族を対象にした所得控除)
・教育国債の発行で、教育・科学技術関連予算を倍増
→国民民主党は赤字補填の国債発行には慎重ですが、教育は投資と位置付け新たな国債を発行します
◎医療制度改革
・後期高齢者の窓口負担について、現在の1割から原則2割へ。一定の所得のある方は3割へ。世代内での支え合いの機能を高めます。
→年齢ではなく、支払い能力に応じた負担へ
◎安全保障
・自分の国は自分で守るを基本に、防衛、エネルギー、食糧の安全保障のため、過度に他国に依存しない体制を構築します
→エネルギーの自給率は15%、食糧の自給率は38%です。原発推進派と言われたりもしますが、中東情勢が不安定で化石燃料に8割を依存する日本のエネルギー安全保障は非常に脆弱です。エネルギーコストがあがり、あらゆる物価が更に高騰するリスクを抱えています。再エネを更に進めていくのは大前提とし、原発の問題ではなく、エネルギー自給率の問題を考えてもらいたいです。
◎人生の最後をどう迎えるか
・本人が望む医療やケアを、家族や医療チームと考える「人生会議」を制度化し尊厳死を法制化
→人生最後のあり方を自己決定できる仕組みをつくることは非常に重要だと考えています。
◎財源どうするの問題
・税収が5年連続で上振れ、年平均6兆円
・予算の余りは年平均7兆円
→歳出、歳入を見直せば一定の財源はあります
→ただし、この財源を持続的に確保していくためには経済成長が必要。手取りを増やし消費を喚起すること、税制により投資を後押しし、経済をまわしていくことが必要です。
→合わせて歳出改革の仕組みとして、1IN2OUTという制度をつくります。新しい規制や法案を1つつくったら2つ廃止をする。これにより財政の新陳代謝を促し無駄をなくします。
まだまだいろいろあるので、是非国民民主党参院選特設サイトもチェックください🔍
https://election2025.new-kokumin.jp
「スタートアップ創業者が胸に刻むべき10の教訓(10 startup lessons I’d tattoo on every founder’s arm)」という投稿がアメリカの掲示板サイトで話題、ということで、地方議員版をChatGPTに聞いてみました。
地方議員が胸に刻むべき10のこと
議員生活2カ月としては実感に近いですが、また時折見返して、あるべき姿を考えていきたいと思います。
都議選の中で、「地方議員の公約には意味がない」「どうせ実現できない」という声があります。果たして本当にそうでしょうか.。
確かに、地方議員は市長のような執行権を持っていません。
一方で、地方議員には「一般質問」という強力な手段があります。これは、行政の政策や事業の進捗、課題や今後の方針を市民に代わって問いただすことで、市政の方向性に実質的な影響を与える力を持っています。
例えば会津若松市では、一般質問について下記のように説明されています。
「一般質問とは、議員が、市の一般事務に対してその執行の状況又は将来の方針、政策的提言や行政の課題などを市長などの執行機関に直接質すことです。」
私の場合、今回の6月議会では「佐久市役所の組織づくり」を取り上げました。これが、すべての事業の根幹になってくるものだと考えているからです。
佐久市では近年、毎年20名を超える退職者や年によっては10名を超える休職者がいます。若手の退職には、キャリア形成の実感不足、という要因がありますが、その中にあっても、佐久市役所ではキャリア面談やキャリアシートの作成・運用等のキャリア支援が行われていませんでした。そこで、キャリア支援が必要ではないかということを問い、実際にキャリア面談の実施を通じたキャリア支援の検討が始まることとなりました。
また、管理職の評価基準に定める能力やスキルがある中で、それらを磨いていくための研修体系もない状態でした。そこで、研修体系の整備の必要性について問い、研修体系の検討が始まることとなりました。
これらは、議員になって2カ月弱で起きた市政の変化です。
公約は地方議員として、自分がどういった方向性で質問権を行使していくのかを示すものだと考えます。公約に基づいて行政に働きかけることは、市民との約束を果たす第一歩です。地方議員の投票においても、公約が見られるようになってほしいと個人的には思います。
6月の代表質問に対する主な答弁をまとめました。
<佐久市役所の組織づくりについて>
組織づくりについては、これまで評価上管理職に求める能力やスキルに対して、研修体系がなかったこと、またキャリア面談の機会もなかったことについて、研修体系の検討やキャリア面談の検討を進めていくこととなりました。
また組織の現状や職員の生の声の把握にも課題認識があるとのことで、把握を進めつつ、他自治体のエンゲージメントの調査状況等も調べていくとのことです。まだまだ入口に立ったばかりですので、引き続き市職員の皆さんの働きやすい職場づくり・働き甲斐のある職場づくりを後押ししていきます。
<佐久市における性差によるアンコンシャスバイアスについて>
佐久市では男女平等であると感じている市民の割合が低いです。また男女間での認識の隔たりもあります。その根底にはアンコンシャスバイアスがあるのではないか、それがどういう場面や言動にあるのか詳細の把握が必要かではないか、という話をしました。
市としてはこれまでのアンケートよりも「より詳細な現状把握を行っていく」とのことです。アンコンシャスバイアスは無意識であるために当事者でない方は気付きません。どの場面、どの言動なのかという可視化と認識の共有が必要と考えます。
また、地域で進めるにはまずは市からということで、市職員へのアンコンシャスバイアスに関する研修も進めていくこともなりました。
アンコンシャスバイアスの実態調査には、皆様にアンケートでもご協力頂きました。有難うございました。引き続き、アンコンシャスバイアスの可視化と共有にむけた働きかけを行っていきます。
同じ会派の渡辺一夫さんは、令和元年の東日本台風の際、入澤区の区長を務められ、最前線で災害対応をされていました。
あの時、入澤で何が起き、どのように対応したのかを、佐久大学の学生さんにお話されるとのことで、オブザーブ参加させて頂きました。
入澤区はコミュニティの力が強く、共助が機能した事例となっています。
・民生委員が平時から避難時の要支援者を把握
・民生委員と消防団が平時から要支援者の情報を共有
・区が主導し、区の災害対策本部を立ち上げ
・区から市に避難所開設を要望
・自主防災組織と消防団で避難誘導
・消防団にて要支援者の避難を支援
といった市に頼らない災害対応を行い、減災につながりました。
一方で、消防団の方々がかなり危険なラインで活動をされていたことが気になりました。市に確認したところ、台風災害後に安全管理のガイドラインが策定され、全団員に配布されているとのことです。
(ガイドラインの活用状況も確認して参ります)
まもなく台風の季節がやってきますが、団員の方々にはぜひ改めてガイドラインをお読み頂き、危険を感じる活動は消防職員への連絡を徹底頂き、自分の命を守る判断も大切にして頂ければと思います。
入澤のコミュニティ力は、佐久市でも一部の地域にしか今はないと感じています。他地域でも同様の共助が働く地域づくりを後押ししていければと思います。
臨時議会と小満祭の合間に弾丸で万博に行ってきました。
チケットはもちろん駐車場の予約や入退場管理、シャトルバスの予約・チケットまで全てがデジタル。
シャトルバスのバス停には噂のペロブスカイトが!
初めてリアルで見ました。
高層ビルの壁面や狭い屋上などでも設置が可能。
また写真の通り、薄く、軽量で曲げることができカーブに対応できるのも特徴。曇天や室内でも発電できるそう。
実験室では従来の太陽光パネルと同等かそれ以上の発電量が確認されている一方で、湿気や酸素、紫外線などの影響を受けやすいため、安定性や耐久性にはまだまだ懸念があります。コストも割高。
ペロブスカイトは都市型の街での活用がメインで、佐久市では難しいかと思っていましたが、福岡県では小学校、香川県では高校にも設置されており、現在は農業の圃場や農業ハウスへでの実証も試みられています。
最大の課題となるのはペロブスカイトに含まれる鉛。鉛フリーのものの開発も進められているということで今後の進捗/展開もウォッチしたいと思います。
第11代佐久市議会議長に清水秀三郎議員が選出されました。
今回の議長選には竹花みゆき議員、高栁博行議員も立候補していました。
議長選にあたっての三名の主な公約は下記でした。※四登のメモベース
◎清水議員(市民とつながる創生会議) 得票数:16票
・開かれた議会づくりと議員の情報発信力の向上
ー情報発信の強化による政策形成の可視化
ー議員へのSNS研修等の実施による情報発信力の強化
ー各地域での意見交換会の実施
・議会の機動性を高めるための通年議会の導入
・議員活動と育児との両立支援
ー託児サービスを導入し、議会の傍聴希望者も活用できる形に
◎高栁議員(SAKUの風) 得票数:7票
・議会の見える化と市民参加の促進
ー広報モニター制度の導入と意見交換会の実施
ー通年議会の導入
・条例の実効性の強化
・佐久市議会としてのBCPの強化
◎竹花議員(無所属) 得票数:1票
・議会主導の政策提言力の強化(前回4年間の政策討論会の実施は1回のみで現在の佐久市議会は政策立案能力に乏しいという考え)
ー特別委員会を3つ新たに設置。特に周辺部特別委員会は設置する
・女性、新人、少数会派の声の届く議会づくり
ーポストありきの議会内の調整を是正するためのドント方式の一部廃止(会派のメンバ数に応じてポストを割り当てられる仕組みの是正)
・周辺自治体との広域連携の強化
・女性議員の支援
ー女性議員連盟経由での提言
私からは三名からの所信表明時に、子育てと議員活動で最も壁となるのは病児保育であることを伝え、短期的には病気による委員会の欠席を認める雰囲気の醸成をしていただきたいこと過(仕組みとしては子の看護のための欠席は認められています)、中長期的にはオンラインでの対応を検討頂きたいことを伝えました。
(※佐久市における病児保育の体制が脆弱であることは一議員として取り組んでいきたい課題でもあります。)
今回の議長選において、公約内容としては竹花議員に共感するところが多く、また高栁議員にはこれまでの会派の在り方から二元代表制としての緊張関係の構築や少数会派を尊重した議会運営への期待もありましたが、公約内容と実現可能性、質疑におけるやりとり等から総合的に判断し、清水議員を支持しました。
市民の皆様におかれましては、特に開かれた議会運営と議員の情報発信力の向上について、今後の動向を是非チェック頂き、後押し頂けると大変有難いです。
ライターの佐藤友美さんが『ママはキミと一緒にオトナになる』の連載の中で書かれていた息子さんの一言(タイトル文)が衝撃的だった。
私には今のこどもたちや若者の思いを分かり切ることはできない、と思いながらも、分かりたいと思い歩きます。
そんなことを考えていると、選挙戦の時のことを思い出しました。柳田市長が候補者とXのスペースで1人ずつ対談。(https://x.com/seiji_ya/status/1910182351210254486?s=46)
私は、「このまま生きていてもこの先に何があるんだろうという時代に生きてきた」という主旨の話をしたのとは対照的に、別の候補者の方は「何もかもが輝いていた時代に新卒だった」という主旨のお話をされていた。
生きてきた環境が、過ごしてきた背景が、これだけ異なるのか、と改めて認識したシーンでした。
良い悪いではなく、これまでの背景が異なることをお互いに認識した上で今後の議論を重ねていくことが大切ですね。
まだまだ佐久の若者の声を聞けていないのですが、東京に比べるとはるかに自己表現がしづらい街なのではないかと感じています。
若者がありのままでいられる環境をどうつくっていけるか。一つの切り口として文化芸術の振興があります。例えば文化芸術が活発な街とそうでない街で、下記のような違いが生まれます(chatGPTより)。
1. 創造性と表現力の違い
2. 自己肯定感や多様性の受容
3. 進路・キャリア選択の幅
4. 地域への愛着・帰属意識
5. コミュニティ形成の違い
もちろん自律性を育む教育現場をつくっていく等ということも必要ですが、文化芸術の観点も掘り下げていきたいです。