地域でこどもを育む「まち」へ

今回の選挙戦で訴えている基本政策の一つが、「地域でこどもを育む「まち」へ」。
※「街」も、「町」も地域の多様性がある佐久市を表す漢字としてしっくりこず、今回は「まち」という表現にしました。

両親共働きでこどをも育てるということが、佐久市でも珍しくはありません。子育てが負担にならないように、実家が近くになくても地域の誰かを頼ることができる、そんな環境を整えていきたいです。

しかし、これは子育て世代のためだけの施策ではありません。

地域でこどもを育むまちは、孤独を抱えないまち。

一般的に、ご高齢の方の3人に1人は社会とのつながりがないと言われています。
成人の8人に1人が潜在的うつ状態の可能性があるというデータもあります。
長野県内の若者の自殺率は全国でも最上位にあります。

佐久市も、何かをきっかけに、孤独を抱えやすい地域なのだと思います。
それは定年退職かもしれない。介護や育児などの家庭の事情かもしれない。会社や学校などの所属する場所での人間関係かもしれない。そんなときに、第三の居場所をもっているかどうかで、その先の進路が変わってきます。

例えば村落支援制度の活用をすすめ、「地域のおせっかい役」を仕組化する。
例えば区のあり方をタップデートし、子育て世代が参加しやすくする。
例えば佐久市に登録している防災士が、防災を切り口に地域の皆さんを繋ぐ。

今ある制度を少し工夫するだけで、できることはたくさんあると考えています。

選挙運動のうち機械的作業については、こどもでも実施可能です

候補者が自身のこどもを伴って行う活動および年齢満18年未満の者の選挙運動について、令和5年に総務省から下記通知があり、実施できるものが整理されました。

◎候補者が自身のこどもを伴って行う活動について
https://www.soumu.go.jp/main_content/000865536.pdf

18歳未満が実施可能な作業は下記に記載があります。

なんと、選挙ポスターがこどもでも貼れるように!!

本当に少しずつですが、子育てしながらの出馬の環境が整理されていっています。

千曲川清掃とまちづくりトーク

川辺の掃除をしながらいろいろと議論。農業支援のあり方、お墓のあり方、コミュニティとは、自律性を育むにはこどもにどのような機会提供が必要か、などなど。あっという間の時間でした!

千曲川を愛する会の皆様、ありがとうございました✨

政策甲子園エントリー開始!昨年度の優勝校は佐久長聖高校です。

今年は佐久青年会議所で政策甲子園を担当します。そして市民と政治家をつなぐ政策共創のプラットフォームを運営するPoliPoli社ともコラボ!

昨年度の優勝校の佐久長聖高校の学生さんからは「本当に参加してよかった。人生が変わった。」という言葉も(涙)。4/1からエントリー受付開始しました!

◆概要&エントリーはこちらから
https://www.seisakukoushien2025.com/

建設的な野党の存在が民主主義を育てると考え、 国民民主党を選びました

 

国民民主党を選んだのは2023年。その当時は全国の状況と同様に、佐久市での知名度もゼロでした。
そのような中、当時の長野県連代表・大塚耕平元参議院議員とお話しし、「信州こくみん政治塾」を立ち上げました。私は事務局長を務めていました。

事務局長を経て、選挙に出るときは国民民主党の看板を背負おうと決めました。そうでもしないと、佐久市の方々に国民民主党の名前を知ってもらうことが難しいと感じていたからです。

私は日本には自民党と議論ができる、建設的な野党が必要だと考えてきました。では野党の中でどこを選ぶか。改革中道として、政策本位に政治を進めようとする国民民主党以外に選択肢はありませんでした。

その後に迎えた2024年の衆議院議員選挙。「手取りを増やす」を掲げて戦い、多くの方々のご支援により、議席を4倍にすることができました。佐久市でも4,183名の方が、比例票で投票をして下さいました。本当に有難うございました。(まさかこんなにも早く国民民主党の名が知られるとは思ってもみませんでした。)

一方で、榛葉幹事長からは「国民民主党が支持されたのではない。国民の切実なSOSが、声として我々に届いているのだ」と、できることを着実に進めるよう党内でメッセージが出されています。

103万円の壁は、目指した結果まではたどり着けませんでした。しかし一方で、自民党内にも長年問題としてはあがっていたが、30年間国会で議論されることのなかった政策が議論されるようになりました。自民党一強ではない政治が、本当に日本の将来を見据えて必要な政策を動かしていくのだと改めて感じています。

国民民主党は「103万円の壁の引き上げ」「ガソリン暫定税の廃止」以外にも、「孤独孤立対策」「内密出産の法制化」「ヤングケアラー支援」「就職氷河期世代支援」等、声なき声を国政に届けるべく、超党派での議論を進めてきた政党でもあります。

右でも左でもなく、政治を前に進めるために、皆様の声に寄り添い、政策を前に進める。佐久市でも、声なき声を拾い、市政に届けることを目指して参ります。

※それでもなぜ国政ではないのか、はこちらに書いています。
「国政にいかないんですか?〜なぜ地方議員なのか」

国政にいかないんですか?〜なぜ地方議員なのか

佐久市・穂の香乃湯の閉鎖と指定管理の在り方

昨日の信毎では下記の記事がありました。

信濃毎日新聞:佐久市の財政、安定しているが 赤字の温泉施設閉鎖、避けられない公共施設統廃合
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025040100909

人口が減少していく中、ある程度の施設の統廃合はやむを得ないですが、温泉は一度閉じると場合によっては再ボーリングが必要となる場合もあり、再開は簡単ではありません。
穂の香の湯に関しては、令和5年度の 財政援助団体等監査報告書で監査委員から下記指摘がありました。

※両施設は布施温泉およびあさしな温泉穂の香乃湯
※指定管理者は「一般社団法人 佐久市振興公社(理事長 栁田 清二)」

指摘されているモニタリングレポートによると、穂の香乃湯は「A(良好)」の状態。

モニタリングによると良好な状態が3年続いた後に閉業。(なお、モニタリング対象の48施設中47がAランクでした)

※左からS,A,B,C,非該当の施設数
※モニタリングレポートはこちら

穂の香の湯の事業計画がオンライン上では見当たらなかったので、どのような有効活用策が考えられていたのかは分かりませんが、モニタリングは何を目的とするのか、運用が形骸化していないか、どうすれば指定管理制度のもと、経営状態を改善していくことができるのかなどは、今後の議論が必要だと考えています。(目的に合わず、形骸化しているのならむしろ職員の方がの負担が増えているだけになってしまいます。)

※トップ画像は佐久市HPより

うつ状態になる一歩手前でオンライン相談できる環境を

経営者の方々と意見交換をしていると、職場のメンタルヘルスの課題があがってきます。また家庭は家庭で、介護や育児と悩みを抱えている方も多い。

カウンセリングを受けること自体のハードルがあり、また広い地域ではないので、知り合いに見られたら…という思いも強いと聞きました。

そこで活用を考えたいのが「マイシェルパ」などのオンライン診療。簡単に予約でき、自宅で一人で受けることができる。ほかの自治体でも導入が始まっています。全町民を対象にすることもあれば、妊産婦さんのうつ予防にフォーカスを充てている場合もあります。

◎埼玉県横瀬町にメンタルヘルスケア「マイシェルパ」を提供、オンラインカウンセリングの開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000073210.html
※トップ画像はこちらを利用

◎上尾市が妊産婦に向けて「マイシェルパ」のオンラインカウンセリングを導入、周産期のうつ症状が改善
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000073210.html

佐久市でも佐久産業支援センター(SOIC)などで導入企業の事例共有や妊産婦の方むけのトライアル補助等から始めるといいのではないかと考えています。

国政にいかないんですか?〜なぜ地方議員なのか

「国政にいかないんですか?」とよく聞かれます。「地域のことがやりたいんです」といつもお答えします。

その質問を受けると、地方議員という仕事がとても軽んじられているように感じてモヤモヤしてしまいます。

でもそれは、残念ながら今までの地方議員のあり方の積み重ねによるもの。

地方議員は本来、民主主義において最も身近な、暮らしと政治を繋ぐ重要な存在のはず。その役割を果たせていない議員があまりにも多く(全国で)、地方議員の仕事が分からず、地方議員の存在意義も分からない状態になってしまっている。

参考)古いですが有識者によるこのような議論も「地方議会は機能しているのか」

https://www.genron-npo.net/future/archives/7616.html

「住民自治とともに歩む議会」をつくりたい。

これからの地方に必要なのは、1人による強いリーダーシップではない。変化が激しく、様々な個のあり方を包み込む社会が求められる中で、必要になるのはボトムアップの政治です。

佐久平駅前が再整備されます。私たちは次の世代にどのような佐久平駅を残したいでしょうか。

中央図書館が移転再整備されます。私たちは次の世代にどのような図書館を残したいでしょうか。

誰か1人が正しい答えを持っているわけではない。多数決ででた答えが正しいわけでもない。一人一人が考え、声をあげないと、本当に必要なものは形作られないと考えています。

市政の情報をきちんと伝え、あなたが考えるきっかけを作れるように。

あなたの声を、あちらにもこちらにも聞きに行けるように。

たくさんの声から、対話を通じて新しいあり方を紡ぎ出せるように。

そんな積み重ねが、これからの佐久市を、こどもたちの代まで続く佐久市をつくっていくのだと考え、活動しています。