佐久水道企業団視察

1泊2日で愛知県名古屋市、静岡県湖西市、静岡県清水町の柿田川湧水地に視察に行きました。
今後、調査を深めたいと思ったポイントをいくつか。
<料金設定>
・料金設定について、佐久水道企業団では従量料金が二段階であるが、視察先の二市ではいずれも四段階となっており、事業者への課金が重い形となっている。佐久地域は一般家庭の水道料金が割高なことから、料金設定の在り方について改めて研究を深めたい
<コスト削減>
・管路更新の際、口径のサイズダウンができれば更新費の削減につながる。更新対象の管路について、ダウンサイズの検討状況について把握していきたい
<災害対応>
・名古屋市の災害時の管路破損の対応について、市との情報共有システムや一般への報告(HPおよびX)が整っていたことから、災害時の情報共有の在り方について改めて確認したい
・名古屋市の「地下式給水栓アドバイザー制度」にならい、特に佐久市では地域を支える防災士の登録制度があることから、防災士が地域の井戸や災害時の給水所などの情報を把握し、市民に情報共有できるよう体制を整えていきたい
<一般向け啓発活動>
・一般の方が「 安心・安全でおいしい水道水」を認知する機会として、名古屋市では科学館や観光地でのしゃちほこからの飲料水の提供をしており、佐久地域でも取り入れられる要素がある
・湧水地の一般開放について、常設でなくとも市民に佐久地域の水の豊かさを知ってもらうことを目的に検討余地がある