タグ: 佐久市

地方議員の公約には意味がないのか?

都議選の中で、「地方議員の公約には意味がない」「どうせ実現できない」という声があります。果たして本当にそうでしょうか.。

確かに、地方議員は市長のような執行権を持っていません。
一方で、地方議員には「一般質問」という強力な手段があります。これは、行政の政策や事業の進捗、課題や今後の方針を市民に代わって問いただすことで、市政の方向性に実質的な影響を与える力を持っています。

例えば会津若松市では、一般質問について下記のように説明されています。
「一般質問とは、議員が、市の一般事務に対してその執行の状況又は将来の方針、政策的提言や行政の課題などを市長などの執行機関に直接質すことです。」

私の場合、今回の6月議会では「佐久市役所の組織づくり」を取り上げました。これが、すべての事業の根幹になってくるものだと考えているからです。

佐久市では近年、毎年20名を超える退職者や年によっては10名を超える休職者がいます。若手の退職には、キャリア形成の実感不足、という要因がありますが、その中にあっても、佐久市役所ではキャリア面談やキャリアシートの作成・運用等のキャリア支援が行われていませんでした。そこで、キャリア支援が必要ではないかということを問い、実際にキャリア面談の実施を通じたキャリア支援の検討が始まることとなりました。

また、管理職の評価基準に定める能力やスキルがある中で、それらを磨いていくための研修体系もない状態でした。そこで、研修体系の整備の必要性について問い、研修体系の検討が始まることとなりました。

これらは、議員になって2カ月弱で起きた市政の変化です。

公約は地方議員として、自分がどういった方向性で質問権を行使していくのかを示すものだと考えます。公約に基づいて行政に働きかけることは、市民との約束を果たす第一歩です。地方議員の投票においても、公約が見られるようになってほしいと個人的には思います。

6月議会のご報告

6月の代表質問に対する主な答弁をまとめました。

<佐久市役所の組織づくりについて>
組織づくりについては、これまで評価上管理職に求める能力やスキルに対して、研修体系がなかったこと、またキャリア面談の機会もなかったことについて、研修体系の検討やキャリア面談の検討を進めていくこととなりました。

また組織の現状や職員の生の声の把握にも課題認識があるとのことで、把握を進めつつ、他自治体のエンゲージメントの調査状況等も調べていくとのことです。まだまだ入口に立ったばかりですので、引き続き市職員の皆さんの働きやすい職場づくり・働き甲斐のある職場づくりを後押ししていきます。

<佐久市における性差によるアンコンシャスバイアスについて>
佐久市では男女平等であると感じている市民の割合が低いです。また男女間での認識の隔たりもあります。その根底にはアンコンシャスバイアスがあるのではないか、それがどういう場面や言動にあるのか詳細の把握が必要かではないか、という話をしました。

市としてはこれまでのアンケートよりも「より詳細な現状把握を行っていく」とのことです。アンコンシャスバイアスは無意識であるために当事者でない方は気付きません。どの場面、どの言動なのかという可視化と認識の共有が必要と考えます。

また、地域で進めるにはまずは市からということで、市職員へのアンコンシャスバイアスに関する研修も進めていくこともなりました。

アンコンシャスバイアスの実態調査には、皆様にアンケートでもご協力頂きました。有難うございました。引き続き、アンコンシャスバイアスの可視化と共有にむけた働きかけを行っていきます。

佐久市議会議長選に込めた想い

第11代佐久市議会議長に清水秀三郎議員が選出されました。
今回の議長選には竹花みゆき議員、高栁博行議員も立候補していました。

議長選にあたっての三名の主な公約は下記でした。※四登のメモベース

◎清水議員(市民とつながる創生会議) 得票数:16票
・開かれた議会づくりと議員の情報発信力の向上
ー情報発信の強化による政策形成の可視化
ー議員へのSNS研修等の実施による情報発信力の強化
ー各地域での意見交換会の実施
・議会の機動性を高めるための通年議会の導入
・議員活動と育児との両立支援
ー託児サービスを導入し、議会の傍聴希望者も活用できる形に

◎高栁議員(SAKUの風) 得票数:7票
・議会の見える化と市民参加の促進
ー広報モニター制度の導入と意見交換会の実施
ー通年議会の導入
・条例の実効性の強化
・佐久市議会としてのBCPの強化

◎竹花議員(無所属) 得票数:1票
・議会主導の政策提言力の強化(前回4年間の政策討論会の実施は1回のみで現在の佐久市議会は政策立案能力に乏しいという考え)
ー特別委員会を3つ新たに設置。特に周辺部特別委員会は設置する
・女性、新人、少数会派の声の届く議会づくり
ーポストありきの議会内の調整を是正するためのドント方式の一部廃止(会派のメンバ数に応じてポストを割り当てられる仕組みの是正)
・周辺自治体との広域連携の強化
・女性議員の支援
ー女性議員連盟経由での提言

私からは三名からの所信表明時に、子育てと議員活動で最も壁となるのは病児保育であることを伝え、短期的には病気による委員会の欠席を認める雰囲気の醸成をしていただきたいこと過(仕組みとしては子の看護のための欠席は認められています)、中長期的にはオンラインでの対応を検討頂きたいことを伝えました。
(※佐久市における病児保育の体制が脆弱であることは一議員として取り組んでいきたい課題でもあります。)

今回の議長選において、公約内容としては竹花議員に共感するところが多く、また高栁議員にはこれまでの会派の在り方から二元代表制としての緊張関係の構築や少数会派を尊重した議会運営への期待もありましたが、公約内容と実現可能性、質疑におけるやりとり等から総合的に判断し、清水議員を支持しました。

市民の皆様におかれましては、特に開かれた議会運営と議員の情報発信力の向上について、今後の動向を是非チェック頂き、後押し頂けると大変有難いです。

若者が自己表現できるまちへ

まだまだ佐久の若者の声を聞けていないのですが、東京に比べるとはるかに自己表現がしづらい街なのではないかと感じています。

若者がありのままでいられる環境をどうつくっていけるか。一つの切り口として文化芸術の振興があります。例えば文化芸術が活発な街とそうでない街で、下記のような違いが生まれます(chatGPTより)。

1. 創造性と表現力の違い

  • 活発な街:アートや音楽、舞台などに触れる機会が多く、自分を表現する手段を持つ若者が育ちやすい。独自の視点を持ち、アイデアを形にする力が養われる。
  • そうでない街:ルーティン的・受動的な学びや娯楽が中心になりやすく、創造力を伸ばす機会が限られる。

2. 自己肯定感や多様性の受容

  • 活発な街:多様な価値観に触れやすく、「自分のままでいい」「違っていてもいい」という空気があるため、自己肯定感が育ちやすい。
  • そうでない街:均質的な価値観や画一的な生き方が優先され、「みんなと同じでなければならない」圧力が強まる傾向。

3. 進路・キャリア選択の幅

  • 活発な街:アーティストやクリエイターとの接点があり、芸術や創造的職業を「現実的な選択肢」として考えられる。
  • そうでない街:公務員や大企業就職など「安定第一」の選択肢が主流になりやすく、可能性の幅が狭まる。

4. 地域への愛着・帰属意識

  • 活発な街:文化イベントや地域アートなどを通じて「この街にしかない魅力」に触れることで、愛着や誇りが育つ。
  • そうでない街:地域に魅力を感じにくく、「出て行くこと」が前提になることも多い。

5. コミュニティ形成の違い

  • 活発な街:世代やジャンルを超えたつながりが生まれやすく、若者が地域の中で「役割」を持ちやすい。
  • そうでない街:学校や家庭以外でのつながりが乏しく、孤立感を抱きやすい。

もちろん自律性を育む教育現場をつくっていく等ということも必要ですが、文化芸術の観点も掘り下げていきたいです。

柳田佐久市長とのミニトーク

こんにちは!選挙戦4日目。柳田佐久市長のスペースで色々とお話しせて頂きました。

・被災地での仕事から変わった価値観
・なぜ、佐久市議か
・アフリカでの経験
・安芸高田市のこと
・私の中の国際教養大学の存在
・4/12玉木雄一郎が佐久平駅に!

ぜひお聞き&シェアください✨

https://x.com/seiji_ya/status/1909854692504686898?s=46

期日前投票ふ手ぶらでGO!!

イオンモール佐久平で期日前投票に行ってきました!
投票券も身分証もいりません。お仕事帰り、お買い物の際にふらっとお寄りください。手ぶらでGO!
四登なつきにはあなたの一票が必要です。

選挙戦ミニトークyoutube🐰期日前投票に行ってきました。

https://youtube.com/shorts/NEAnExf3vn8?si=x1Yj4g8zEmyclHhs